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蝉考
朝6時、ジィっとひと声、さあ始まるよ蝉の大合唱!
まさに夏、それもガンガンの熱い熱い夏。蝉しぐれとはうまくいったものだ。
子供のころ、大きなクスノキの下を蝉の雨が降ってくるのではないかと、自転車でいっ気に駆け抜けたことが懐かしい。


この路地では世代交代が進み、広い家を売って、そこに何軒か家が建ち庭は小さくなってしまった。蝉がなくのは大きな欅のある我が家くらい、だから蝉が鳴くと肩をすくめるおもいである。

熱い上に、シャンシャンと鳴く蝉は余計熱さを増長させ腹立たしくもあるだろう。

でも子供の頃、蝉は7年も地中に居て、地上に出てきて一週間しか生きられへんのよ、とはかない命の代表選手みたいだったのに、どうやらもっと長生きらしい、もうやめてほしい、ヒマにあかして色んな研究するのは、

あと1週間ガマンしておくんなさい、と心の中で詫びていますのに。

蝉くんにはなんの罪もあらしまへんえ、、

あのころ、夏になると蝉が鳴くのは当たり前でなんにも気にせず”熱苦しいやつやなあ”くらいで、
海も山も、子供たちもみんなキラキラしていた!

今は色んなことに神経をすり減らして子供も大人も生きているように思う。
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by en-minoh | 2017-07-29 15:37
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