鬼嫁(7)
さて、川柳、ゴルフ、この2つしかない趣味をもぎ取られた夫、
”亭主、元気で留守がいい”の真逆の日々が再び始まった。
大きく違うところは、私は一度、天国極楽を味わってしまったということです。
腹だたしさは倍倍増し、眉間の皺は花の種が植えられるかと思うくらい深くなってしまった。

反対にいままで、
眉間に皺を寄せて不味そうに食べていた夫はこの頃ウワァ〜スゴイ、美味しいわぁ(おまえは、オネエか)
ウーアー、ズルズル、(ウルサイ黙って食えっ)

今の私の料理は、料理って言えるものでなく、そこらにある物をぶち込んであるだけの”ぶち込み料理なので、それを上手いと言われると、かえって神経が逆立つのである。
もっとまともな時に褒めて置くべきやったね。
ことごとく噛み合いません。
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ぶち込み料理と言えど一度楽をしてしまったこともあり、3度3度用意するのはかなり大変で、私の鬼嫁度も頂点に達し、ついに胃がキリキリと痛みだした。

アカン、とりあえず寝る!と夫と息子に宣言して、店にあった玄米クリームを舐め、水だけで寝てると痛みは取れた。
思えば、クソ〜ッと腹を立てる度に食べるものを口に放り込んでいた。

お昼、弁当届けてもろたらええやん、と息子が言った、息子夫婦は近くにいてもこの説明し難いニュアンスを伝えられないのが辛く歯痒い。
でも、それもありか。ケアマネさんに言うとすぐに高齢者向けのお弁当の宅配を紹介してくれた。


まず試食、
これがまた、「えー、これ食べてエエの
スゴイ、スゴイ、美味しい!」
この賛辞が毎回、店やもんの弁当をバカにしていたオッさんと同一人物なのか?

夫だけお弁当にしてみて、思いのほかラクになった。
若いもんの言うことも、頭から否定せずに聞いてみるもんですね。

取り敢えず、いままで週2日行ってたデイサービスを毎日にして、ショートステイを探すことにした。

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by en-minoh | 2018-02-15 10:41
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